天皇杯4回戦・長崎戦(2○1)で公式戦プロ初得点となる同点ゴールを決めた町田也真人。田代真一のロングボールをケンペスが落としたところに走り込み、左足で泥臭くねじ込んだ。「泥臭く、何でもいいから“点”という形が欲しかった。得点はきれいじゃなかったけど、そういうほうが逆に良かったかなと」と振り返る。
「まず一つ取れたことは大きいけど、二つ目を取れたらそのほうが大きいと思う」とあくまで謙虚に次を見据える町田だが、「ちょっと余裕ができた感じはある」とも語っている。事実、12日の練習ではペナルティーアークの手前からゴール右上に突き刺す見事なミドルシュートを披露。「今まであんなシュートを打ったことがなかったので、自分でもビックリしちゃった(笑)」とはにかんだ。
今節・北九州戦は上位進出のためにも落とせない一戦。「どんどん名前が(スコアボードの)得点者のところに出るようにしたい」という町田の、“次の1点”に期待したい。
(千葉担当 片村光博)
2014/09/13 07:00