今季より愛媛に加入した大卒ルーキー・江口直生が、前節の栃木戦(3△3)でリーグ戦デビューを飾った。本人は「ミスが多かった」とひと言めは反省の言葉だったが、78分にピッチを退くまで堂々としたプレーを見せた。
リーグ戦は前節がデビューだったが、天皇杯2回戦の岡山戦で公式戦デビューはすでに済ましている。そして、続く3回戦の川崎F戦でもスタメンに名を連ね、「守備の時間が長くなったけど、ショートカウンターから良い攻撃ができた」と大番狂わせに貢献しており、実は江口はここまで出場した公式戦3試合は2勝1分けで負けがなく、チーム唯一の“無敗男”なのだ。
その江口は10日に天皇杯4回戦で対戦する大宮戦に向け、「大宮にどこまでできるかが楽しみ。とにかく得点に絡むプレーをしたい。自分が攻撃的ボランチだというところを見せたい」と息巻いた。ストロングポイントは高い精度のFK。練習では何度も直接ゴールネットを揺らしており、エリア外中央よりやや左め、ここで直接FKが得られれば江口の右足がスタンダードではないことがわかるはずだ。
(愛媛担当 松本隆志)
2014/09/09 18:17