2日の全体練習前、選手間だけのミーティングが、約20分間、行われた。
「全員ではないけど、一人ひとりが話をした。勝つためにどうするか、という共通意識について。有意義な話し合いになった」と平野甲斐。
ミーティングの発起人は、「カカウ」(平野)。カカウは、前節のJ1第22節・神戸戦(1●2)後も、「こういう状況に置かれているのであれば、自然に解決できるものではない。われわれがアクションを起こさないと、状況は上向きになっていかない。その自覚を、一人ひとりがもっと持たないといけない」と話しており、早速リーダーシップを発揮している。
また、1日の練習後に長谷川アーリアジャスールは、「前節の神戸戦も、後半途中までは自分たちの流れで試合を運べていた。(勝てないのは)ちょっとしたところ。そういうところは、怒鳴ってでも変えるぐらいの気持ちでやりたい。もっと試合中に鼓舞する存在が出てきてもいい。いまはヤマ(山下達也)がキャプテンやっているけど、みんながそういう気持ちを持ってやらないといけない。こういう状況を変えられるのは自分たちでしかない」と熱い胸の内を語った。
勝つために──。ピッチに立つ選手、スタッフ、チームを構成するすべての人が、思いを一つにしなければならない。
(C大阪担当 小田尚史)
2014/09/02 19:53