甲府は20日、山梨中銀スタジアムで、関西学院大と天皇杯3回戦を戦う。選手、城福浩監督が口にしていたのは大学生と戦う難しさだ。
城福監督が“最大の敵”と形容するのは「柳沢(敦/仙台)みたい」(城福監督)という関学大のエース呉屋大翔でなく、スタジアムの溜息。「前回(2回戦)の明治大戦もそうでしたけれど、相手がプロでない場合、何かうまくいかないとスタジアムの空気が難しくなる」(城福監督)という独特の雰囲気だ。
一方で監督は「選手にとって良い経験。それ(プレッシャー)を背負いたくないならJ2、J3にいればいい」とも口にする。プロである以上、言い訳せずに結果を出さねばならない。
甲府のメンバーは前節・鹿島戦でプレーしなかった選手が中心となるが、そんな中で張り切っているのがインドネシア代表イルファン。5月のナビスコカップ第4節・徳島戦で公式戦デビューは果たしているが、そのときはアウェイだったため「ホームゲームに出られてうれしい」(イルファン)と山梨デビューを心待ちにしていた。
(甲府担当 大島和人)
2014/08/19 18:31