スタートを踏み出した2008年の神戸時代から、「ボックス・トゥ・ボックス」をボランチとしての信条にしている松岡亮輔。自陣のボックス(ペナルティーエリア)から敵陣のボックスまで動き、相手ボールにプレッシャーをかけ続ける運動量の豊富さが生命線だ。
その中で、相手ゴール前まで出て行き決定機を迎えるシーンも増え、最近では毎試合のようにシュートも放っているが、出場18試合でまだ得点はない(第26節終了時)。
「1点の重みは僕も分かっているほうだと思う。自分がそこの決定機に行けば決め切るぐらいのことをしないとチームが苦しくなってくる」と得点の役割を担う段階に来ていることは十分に自覚している。「運動量を増やして、足や心が疲れている中でどれだけ精度を高められるかというのは、自分の中の成長のポイントにしたい」と今後への課題を語った。
(山形担当 佐藤円)
2014/08/15 18:13