天皇杯2回戦・水戸戦(1●2)では光永祐也の負傷もあり、直近のリーグ戦の松本戦(1●2)から唯一、連続で先発出場を果たした阿部巧。チームは公式戦連敗中だが、「メンバーも代わったし、連敗しているのはオレだけだから、オレだけ気にしてればいい」と天邪鬼な阿部らしく、自虐的にチーム全体の切り替えを強調していた。
閉幕したブラジルW杯について感想を尋ねてみると、「特定の何かを見るというよりは対戦カードで選んで見ていた」と阿部。準優勝したアルゼンチンに対しては阿部らしい感想が返ってきた。
「前線が守備をしないチームは好きではない。メッシがあれだけ走らないのは、後ろの自分からしたらあり得ない」と、ハードワークが信条の阿部らしくバッサリと切り捨てた。
逆に好感を持ったのはオランダのカイトだったそうで、「いろいろなポジションをやりながら、どこでもハードワークができる。オランダがあれだけシステムを変えながらも戦えたのは、カイトのハードワークのおかげ」とその存在を絶賛。阿部らしく注目する部分もやはりハードワークがベースとなっていたようだ。
(福岡担当 杉山文宣)
2014/07/18 21:58