金城クリストファー達樹同様、天皇杯2回戦・水戸戦で今季初出場となりそうなのが野崎雅也だ。ここまでベンチ入りが一度だけという野崎だが、「移籍して半年経って試合には絡めていないけど、それでも腐らずに練習に打ち込んでこられたという自負もあるし、やれるという自信もある」と力強いコメント。
練習試合をあまり組まないチーム事情のため、サブ組のゲーム体力というのは避けては通れない課題。それでも、野崎は11日の練習後、居残りでジョグをこなした。「試合までまだ少し時間があるし、少しでもそういうところを補えるように」という意識からの行動だったようだ。
「台風が抜けたあとで暑さも増すと思うし、チームとしてプレスに行く、行かないの判断をクレバーにやらないと普段、90分やっていない選手たち中心で戦うことになるので、終盤の体力という部分では難しさが出てくるはず。ただ、こういうときだからこそやれるというのを見せないと自分の立ち位置も変わっていかないと思うし、意地やプライドを見せていきたい」。
そう言って、この一戦に懸ける気持ちを語った野崎。台風一過の関東で自身の立ち位置を変える風を吹かせることができるのか注目だ。
(福岡担当 杉山文宣)
2014/07/12 00:58