天皇杯2回戦はアウェイでの熊本戦。4月のリーグ戦では策士・小野剛監督のセットプレーを最大限に警戒していたが、そのセットプレーで失点し敗戦を喫している。そうした経緯もあり、11日に行われたセットプレー練習は、ここ最近の30~40分を大きく超え、守備を中心に1時間を費やした。
セットプレーでは山形も負けていない。今季すでに直接FKから3得点を決め、前節・東京V戦(2○1)でも約40mの直接FKを狙い中島裕希の得点を導き出した宮阪政樹の存在だ。この日のセットプレーでも直接FKを決めたほか、ポスト直撃もあるなど、相変わらずの決定力をキープしている。
9日の水曜日から使い始めた天皇杯の公式球については、「昨日、おとといと雨が降ってたので、ボールがちょっと重いなという感触がある」と感覚的な違いをインプットしている段階。ただ、どんな状況でもそれに応じて蹴り分けられるのが宮阪の真骨頂だけに、まったく問題はなさそうだ。
(山形担当 佐藤円)
2014/07/12 01:03