天皇杯2回戦・ファジアーノ岡山ネクスト戦を翌日に控えた柏の中で、少し気になることがあった。W杯でブラジルがドイツに1-7で敗れて、ネルシーニョ監督はどんな心境だろうと。
そして、いつもどおり、試合前日の取材で質問をぶつけると、「誰も予想しなかった結果だから、当然ショックは受けている」と指揮官。それでも、「そんなにガッカリはしていなくて、裏切られた感はない。やはり、グループステージの戦い方、勝ち方も、そんなに良いモノではなかったので。もちろん勝ってほしかったし、6回目の優勝をしてほしかったが、良い結果が出ないだろうという兆候は見えていた。私が内部にいる人間ではないので、適当なことは言えないが、外から見る限りは(そう見えた)」と言い、ある程度は気持ちに整理をつけている様子だった。
また、天皇杯の2回戦に向けては、カテゴリーが違い情報を集めにくい相手に対しても、十分なデータを収集できたとのことで、相手の具体的なシステム、戦術、キーマンについても具体的に言及していた。その上で、「常にサプライズがあるのがこの大会。私もそれを何度も見てきた。本当に気を抜いたら、足をすくわれる大会だと思っている」と気を引き締めていた。
(柏担当 石原 遼一)
2014/07/12 00:43