天皇杯2回戦・奈良クラブ戦を前に調子を上げている選手の一人が、八反田康平だ。5日のプレシーズンマッチ・新潟戦(2●3)では左から右に流れながらクロスをゴールへと押し込んだ。さらに12日のミニゲームでもゴール。「(中断期間中の延岡での)キャンプや新潟戦でチームとしてチャレンジしていることへの手ごたえが増している」と、連係面でも好感触を得ている。
八反田は今回のブラジルW杯グループステージでは、「中盤の底からゲームを作れる選手に目が行く」というイタリア代表のピルロに注目していた。イタリア代表敗退後も中盤の選手に注目することも多かったが、「ベスト16以上になると、堅い試合が増えてきた印象がある」とのこと。一発勝負での堅さの中にあっても、「そういう状況でできること、という点でも意思統一ができているドイツに、強さを感じた」という八反田。彼自身も、一発勝負の場で創造性を発揮することが期待される。
(仙台担当 板垣晴朗)
2014/07/12 00:37