先日の練習後、武田洋平、室拓哉、上福元直人の3人のGKと林晋太郎GKコーチが輪になって密談していた。聞けば「4強の出そろったブラジルW杯の優勝予想大会」だという。ドイツ、ブラジル、オランダ、アルゼンチン。それぞれのサッカー哲学をぶつけ合い、プロの誇りにかけてトロフィーの行方を予想した。
……かと思ったが、そうではなかった。
紙とペンを調達した室拓哉が作り始めたのは、あみだくじ。あみだの先には4強チームの名前が並んでいる。予想でも何でもない。ただのあみだくじである。
準決勝後の10日、アルゼンチンを引き当てた上福元直人を直撃すると、「晋太郎さんと武田さんが沈みました。密かにガッツポーズしています」と、決勝が室との対戦になったことを明かした。
何か賭けているのかとの問いには「それは言えない」と意味深な笑顔。W杯決勝はもちろんだが、予想を外したメンバーにどんな罰ゲームが課されるのかも楽しみだ。
(大分担当 ひぐらしひなつ)
2014/07/10 21:57