ゴール前でのマークの受け渡しに失敗し、前節・福岡戦(0●2)で1失点目に絡んだ湯澤洋介。イヤな思いを断ち切るために、「(2日間のオフで)思いっ切りリフレッシュした」という。
間接的に失点に絡んでから、「メンタルが弱くて崩れた」湯澤だが、それ以前は廣瀬浩二とともにサイドを制圧。縦パス1本に抜け出し、GKと1対1のシーンまで作り出した。しかし、「GKだけかわそうとしたけど、相手も倒れてきて…。足元もスリッピーで体勢を崩してしまった」。
得点機を逸し、失点にも関与したが、いまやどの対戦相手も恐れるまでに成長した湯澤は、決定力不足を解消するために不可欠なピースであることは間違いない。その調子のバロメーターは、ドリブルでクルクル回れるかどうか。それにより、ボールが足に付いているか、付いていないかが明確に分かる。湯澤がクルクルと回転しているときは、乗っている証拠。突破だけに目を奪われず、回る湯澤にも注目してほしい。
(栃木担当 大塚秀毅)
2014/07/03 15:51