“コリアン・ストライカー”のモチベーションが最高潮だ。前節の岐阜戦(3○2)の後半ロスタイムに、値千金の決勝弾を挙げた元韓国代表FWチョン・ソンフンは「あの得点でチョン・ソンフンという選手がどういう選手なのか、サポーターに知ってもらえたと思う」と発し、「次の試合でも得点を狙っていく」と意気込みも高めた。
チョンは、今季開幕直前に練習参加を経て加入した長身FWだが、今季はいまのところ終了間際のパワープレーでの起用がほとんど。それだけに「より長い時間、起用してもらうためにはしっかりとしたアピールが必要」と、日々のトレーニングから高い集中力で取り組んでいる。
2日の練習試合・日本工学院戦では得点こそ挙げていないものの、ゴール前への迫力ある飛び込みでオウンゴールを誘発。動きにもキレを感じさせた。
「一番に考えているのは、チームが勝利をすること。そして、それに貢献するプレーをすること」と献身的な姿勢を見せ続けるチョンが、チームを上位へと導く。
(札幌担当 斉藤宏則)
2014/07/02 18:21