監督交代後の初戦となった第19節・熊本戦(4○1)で、二人の高卒ルーキーがJリーグデビューを果たした。
そのうちの一人、京都U-18から昇格した田村亮介は左MFで出場。試合当日の朝に伝えられた先発起用は「心構えはしていたので言われたときは大丈夫だったけれど、あとからジワジワバクバクしてきた」と心境を説明。
それでも、「勇気を持って、自分の特徴を出すことだけを考えた」と試合開始の瞬間を迎えると、開始直後にドリブルからクロスを送り込むプレーでリズムをつかむことに成功する。
そして、前半終了間際には大黒将志の同点弾をアシスト。左サイドで相手DF二人と対峙したが「トラップした時点で“行けるんじゃないか”と思った」とドリブル突破を選択。局面を打開してゴール前にパスを送り込んだプレーについて、森下仁志監督代行も「ビッグプレーだった」と評価している。
試合後のTVインタビューでも目を輝かせながら話し、最後はカメラ目線でサポーターへの言葉を述べるなど、実に印象的なデビュー戦となった。
(京都担当 雨堤俊祐)
2014/06/23 12:19