和歌山キャンプ5日目の20日も、前日同様、晴天に恵まれた中での練習となった。
マルコ・ペッツァイオリ監督が指揮を執って4日目となったこの日は、より実戦的なメニューが行われた。午後練では、ピッチのほぼ全面を使い、ファーストディフェンダーから連動してサイドに追い込みボールを奪う守備を確認。1トップから猛烈に追い込んで奪いに行く姿勢は見ごたえがあった。
守備戦術に関しては、「選手間でしっかりと意思の疎通を図ることが大事。個々の選手によって理解度に差が出ないようにも努めている」と指揮官は話す。キャンプ最終日の21日には、東海学園大との練習試合も予定されている。
試合の狙いについて、「明日見たいのは、この1週間やってきた練習を選手が試合でどれだけ出せるか。さらに、この1週間ハードな練習を積んできた。疲れている中で、どれだけ動けるか、頑張る気持ちを見せることができるか」と話した。練習後は、「ファンあってのクラブ。ファンを味方に付けることも大事」という哲学の下、監督自身も集まったファンにサービスする場面も見られた。
(C大阪担当 小田尚史)
2014/06/20 19:49