西嶋弘之は古巣・札幌への思いをこう語った。西嶋にとって札幌は思い入れの強いクラブ。高校を卒業して加入した広島、移籍した神戸では試合に出場することはおろかベンチ入りすらもできなかった。それが札幌では「引っ越して3日ぐらいで」試合に出場。「出てええんかな」という気持ちでデビュー戦を迎えたという。
そして、その後は次第に主力へ定着。J1昇格もJ2降格も経験した。西嶋はそのすべてが思い出深いという。そして、5分ほどの短い取材の中で何度も「感謝」という言葉を繰り返した。
今週末ホームに迎えるのは、その札幌。特別な思いを持って試合に臨むのかと思いきや、「もう移籍して何年も経っているので、今までの試合と変わらない」と、平常心で戦うことを誓っていた。
(横浜FC担当 村田亘)
2014/06/12 19:13