前回の神戸戦では絶妙な右からのクロスでペ・スンジンの同点弾をお膳立てした野上結貴の武器は、ビルドアップ能力や1対1の競り合いの強さだ。また、多くの選手がポポやマジーニョら個の力を持つ選手を警戒するなか、前回対戦時に印象に残った選手は「特にいない。ウチの選手たちも個の技術で負けていない」と話す。強気な精神面も彼の武器だ。
大学までディフェンダーの経験はなく、もともとトップ下やボランチを主戦場としていたが、「年々、ポジションが下がっていっていた」。だが、中盤でプレーしていたときに培ったパス精度の高さが、今では最終ラインからのビルドアップに生きており、山口素弘監督からの評価も高い。「最近は縦パスが少なくなってきた」と話す野上。神戸戦で失いかけている武器を取り戻せるか。(竹中 玲央奈)
横浜FCの選手名鑑(クラブ公式サイト)
(BLOGOLA編集部)
2013/07/25 15:15