第16節・栃木戦(0●1)で今季初めてベンチ入りを果たしたMF山之内優貴。「けが人が続出して巡ってきた機会だったけど、それでもようやくベンチに入れたのでうれしかった」と、試合出場こそならなかったものの、一歩前進したことを素直に喜んだ。もっとも、課題が多いことも自覚している。紅白戦などでは先輩から厳しい声が飛ぶこともまだまだ多い。
「(鈴木)修人さん、(下村)東美さん、そしてハチ(八角剛史)さんと、同じボランチとしてプレーする先輩からダメ出しされることが多い。でも、良いプレーをしたときにはしっかりほめてくれるので、ダメ出しも素直に受け入れることができるんです」
北九州のけが人の多さは変わらずで、第17節の熊本戦でのベンチ入りの可能性も十分。「そうなるように、明日の紅白戦では良いプレーをしてアピールしたい」。一回のベンチ入りに過ぎないかもしれないが、若者を飛躍させるに十分な契機になることもあるのではないか。
(北九州担当 島田徹)
2014/06/04 17:06