第17節・熊本戦の一つのポイントがCBのチョイスになる。渡邉将基が累積警告による出場停止。前節の栃木戦で出場停止だった主将の前田和哉は、コンディションがいま一つ整わず。その栃木戦で前田の代わりに先発した市川恵多は、その試合で脳震とうを起こし、ハードな動きを制限している状態にある。
となると、起用の可能性があるのはコンバートとしての下村東美、冨士祐樹、栃木戦で市川の代わりにCBに入った宮本亨、そして今季第6節の長崎戦(△1-1)でわずか1分ながら途中出場によりプロデビューを果たした寺岡真弘というあたりか。柱谷幸一監督の決断結果はキックオフを待つしかないが、いずれにしても試合の見どころの一つになることは間違いない。
そんな中でも特に注目を集めるのは、起用されればプロ初先発となる寺岡だが、本人はいたって冷静。「緊張はしていない。楽しみな気持ちのほうが強い。もし起用されたら自分にできることをやるだけ。フィードという自分の特徴を出すことよりも、ゼロ(無失点)で勝つことだけにこだわっていきたい」。
今季4戦目となる九州ダービーでゴール前の壁となるのは、どんなコンビか――。要注目!
(北九州担当 島田徹)
2014/06/05 16:55