5試合負けなしの千葉だが、ここ3試合は無失点も継続。無失点がスタートした第14節・札幌戦(2○0)から大岩一貴とキム・ヒョヌンの位置が入れ替わり、大岩が右SB、キムが右CBとなっており、失点減の一つの要因として挙げられるだろう。
ただ、本職のCBで開幕から定位置を守ってきた大岩は、「選手の中で『右が落ち着いたから』と言ってくれる人もいて、自分もうれしいけど、ちょっと『自分のところだったのかな』という思いもある」と悔しさも吐露する。しかし、副将を務める背番号2には「そういう悔しさを持って、もっともっと個の力を上げないといけないとも思った」と、その悔しさを成長へのエネルギーに変換する強さもある。
「いまは新鮮さが良い感じになっている」と右SBでのプレーを語る大岩は、「ここからいろいろ考えたりしちゃうと良くないと思うので、考え過ぎずに勢いを持ってプレーしたい」と自己分析。いまは右SBとして、チームに推進力を与え続ける。
(千葉担当 片村光博)
2014/06/04 17:11