ドイツのヘルタ・ベルリンへの移籍が決まっている原口元気が31日、大原での最後の練習を終えた。
正確にはナビスコカップグループリーグ最終節・名古屋戦翌日も大原で練習する予定だが、試合に出場すればクールダウンのみとなり、ボールを使った練習はこの日が最後になる。原口はそのことを問われると、「あんまり変わらないけど」と言いながら、まるで照れ隠しのように下部組織のころからお世話になっているクラブスタッフを「絶対寂しいと思ってるよ」と茶化す場面も。
同じく名古屋戦についても「いつもの試合前と変わらない。まずはプレーでしっかり見せて、点を取って来てくれたみんなと一緒に喜びたい。レッズのエンブレムをつけている以上、絶対に負けちゃいけない。ジュニアユースに入ったときに監督から『誇りを持ってプレーしろ』と言われたことは、10年以上経ったいまでも覚えている。それを明日見せたい」と力を込めた。
トップチームの選手として、初めて埼スタでプレーした2009年3月14日のFC東京戦から約5年3カ月。最後の埼スタで原口はどんな輝きを放つのか。
(浦和担当 菊地正典)
2014/05/31 20:30