試合前、「ここには良いイメージがある」と語っていたとおり、今季初先発した佐賀陸でのナビスコカップグループリーグ第5節・仙台戦(2○0)でJ初ゴールを挙げた清武功暉。Jリーグデビューを果たした思い出の地に、また良い記憶を刻むことに成功した。初ゴールについて清武は、「やっとかという気持ちもあるし、ようやく取れてホッとしたようなところもある。大学のころからヘディングで得点をしたことがあまりなかったので、初ゴールがヘディングというのはちょっと驚いている」と振り返った。
しかし、ユン・ジョンファン監督が「1試合だけを見て評価を下すのは難しい部分もある」と話したように、清武自身も「攻撃の良さは出せたと思う。ただ、それが点につながっていないので、そこは突き詰めていかないといけない。結果を出したといってもまだ1試合。これを続けていかないといけない」と浮かれた様子はまったくない。
居残り練習でもキム・ヒホコーチや播戸竜二などからアドバイスを受け、吸収している清武のさらなる成長に期待したい。
(鳥栖担当 杉山文宣)
2014/05/26 18:45