20日、ナビスコカップグループリーグ第4節・G大阪戦を控えた鹿島は、軽めのメニューで練習を終えた。
中でも注目されるのは1トップに誰を起用するのか、だ。17日の第14節・徳島戦(1○0)では赤﨑秀平が先発し、リーグ初得点で3連敗を止めて周囲の期待に応えた。周囲と連動して相手を崩せる赤﨑の起用は、中盤の選手にとっても歓迎すべき采配かと思われたが、MFの遠藤康は連敗の責任について「ダヴィ一人の責任ではない」と擁護した。
「うちらがダヴィをうまく使えなかった。もともと力はある。いまは連戦の疲れとかいろいろあったんだと思う。ガンバ戦はどっちが出るか分からないけど、誰が出てもやることは同じ。誰が出ても勝てる」
前日練習では、土居聖真とのコンビネーションで多くのチャンスを作り出した赤﨑も、このところ怖さが減ってきているダヴィも同じような使われ方をしていた。どちらが出るにしても監督の胸一つだろう。そして、誰が出ても、どんな試合でも、すべて勝ちにいくことはクラブ発足時から変わらない姿勢だ。
「勝ったら勝利給ももらえるしね」
最後はおどけた様子で大阪に向かう遠藤だった。
(鹿島担当 田中滋)
2014/05/21 16:07