前節の水戸戦(1○0)。両者得点を奪えずに拮抗した戦いが続く中、67分、今季2度目のベンチ入りを果たした石川俊輝が、途中交代でピッチに立ち、Jリーグデビューを飾った。
湘南にとって、今季大卒ルーキーの出場は3人目。やはり大卒メンバーである菊地俊介と三竿雄斗の活躍には「めちゃくちゃ焦っていた」ようで、「(開幕戦から)二人ともメンバーに入って、先発で出ていて、自分は何をしてるんだろう」と焦りに加えて悔しさもあったという。それでも自分を見つめ直し、再び前を向いたからこそデビューにつながった。
石川は「選ばれた人しか立てない舞台」での出場は、「緊張よりも“やってやろう”という気持ちが強かった」と話す。さらに、「夢だった舞台が目標に代わり、実際に立つということになって、本当にいろいろな人に支えてもらったなと思う」と感謝を口にしていた。
まだまだ彼にとっては大きく踏み出した一歩に過ぎない。だが、前を行く大卒新人というライバルでもある二人に遅れを取るつもりもない。
(湘南担当 林遼平)
2014/05/05 22:12