Jリーグの選手・監督がプレミアリーグを語る連載企画『俺のプレミア』。
今週は、川崎Fの中村憲剛選手編(後編)をお送りする──
中村も憧れたエミレーツスタジアム
——あらためてプレミアリーグの魅力は?
「数年前に個人旅行でイングランドを訪れたときに、何試合か生で試合を観戦しました。ロンドンではエミレーツスタジアム(アーセナルのホーム)とクレイブンコテージ(フルアムのホーム)に行きましたけど、本当に雰囲気が最高だった。プレミアリーグの魅力は何と言っても、スタジアム。もちろん自分もプレーしたいという思いになったし、素晴らしい環境です」
——近年は試合自体も魅力的になっている印象があります。
「プレミアリーグは時代の移ろいとともにどんどん変わってきています。昔はキック&ラッシュのようなスタイルが主流だったけれど、最近は小回りの利く選手を配置して、彼らを武器に戦うチームも多い。マンチェスター・シティなんかもそうだろうし、マンチェスター・ユナイテッドでも( 香川)真司をそういう意図で起用しています。並み居る大男たちの中で、テクニックのある選手がかいくって崩していく。もちろんクロスからヘディングでドカン! というプレーも観ていて爽快だけれど、そうしたパワフルさとテクニカルな面が高いレベルで融合しているリーグは、プレミアリーグだけ。転換期にあるとも言える、プレミア。だからこそ、多くの人を魅了しているのだと思います」
(エル・ゴラッソ本紙1/24・25号より)
(BLOGOLA編集部)
2014/01/24 10:44