この選手がいなくなったら、チームは今後どうなってしまうのだろう。
そんな気持ちにさせられるプレーヤーが、どこのチームにもいる。FC東京で言えば、その一人はルーカスだ。来日して10年、チームメートやサポーターとも日本語でコミュニケーションを取り、簡単な会話ならお手の物。練習でミスをした選手を「ダイジョウブ、ダイジョウブ」と盛り上げ、誰よりもひたむきに走り、天性の明るさで周囲を笑顔にする。「なんていい人なんだろう」、「ルーカスと一緒にいると、なんだか幸せな気分になるな」。自然と周囲にそんな感情を抱かせる人柄である。「自分がこのクラブに来たときも、それに彼が帰って来たときも、存在感は変わらず、チームを引っ張る存在。若手の見本にもなっている」(平山)。チーム全員が、彼への感謝の言葉を連ねる。
何より、頼れる選手だった…
(12/26発売2013年イヤーブック、「エル・ゴラッソ 2013 J1総集号」より抜粋)
(BLOGOLA編集部)
2013/12/26 18:34