天皇杯準々決勝・広島戦を3日後に控えた19日の練習は、降雪の影響で1時間遅れの開始となった。スタッフ総出で雪かきを行い、半面分をかき終えて練習時間を迎えたが、雨が雪を溶かしたため、残る半面も練習開始1時間を経過した頃にはほぼ通常のピッチ状態に。紅白戦も含めた、万全のメニューを消化することができた。
しかし雪は降らなくても19日の韮崎市内は相当の寒さ。氷雨が体温を奪う天候の中で、選手たちは手袋やネックウォーマーで防寒を図っていた。なお同じブラジル人でも寒さへの耐久力には大きな差がある模様。一人だけ半袖でボールを追っていたパトリックに対し、ジウシーニョはフル防寒で、肩を小刻みに震わせながらのインタビュー対応だった。あまりの寒そうな表情に『寒さは大丈夫?』と聞くと、「スキジャナイ」と顔をしかめていた。
(甲府担当 大島和人)
2013/12/19 17:48