優勝を決めて長谷川健太監督が宙に舞ったホーム最終節の山形戦からはや2週間。今季G大阪にとって最後の試合となる関西ステップアップリーグの最終節が1日行われた。
「基本的にはU-25で」と長谷川監督が話していた通り、サブメンバー中心で挑んだ「大阪ダービー」に3-2で勝利したチームは、トップに続いて優勝を勝ち取った。
試合後に胴上げで祝われたのが今季限りでの退団が既定路線の實好礼忠ヘッドコーチと、小井土正亮アシスタントコーチ。「ノリ(實好ヘッドコーチ)にとっても最後だし、皆がモチベーション高く試合をしてくれた」と指揮官は勝利でコーチたちを送り出そうと燃えた選手たちを誉め称えた。
サブ組の若手たちの良き兄貴分として精神面を支えた實好ヘッドコーチは「選手が頑張ってくれたので、それが気持ちよかった」と感慨深げ。一方で、日々の練習で陣頭指揮に立ち、スカウティングなどを担当してきた小井土アシスタントコーチは「トップと同じサッカーをサテでもしてくれた」と自らの一年間の仕事の成果を噛み締めていた。
長谷川監督を支えてきた二人のコーチは「二冠」とともにチームを去る。
G大阪の選手名鑑(クラブ公式サイト)
(G大阪担当 下薗昌記)
2013/12/01 22:02