25日、栃木のオフィシャルストアである「トッキースクエア」2階で来季の監督人事に関する記者会見が行われ、今季はヘッドコーチを務めた阪倉裕二氏(46)の来季監督就任が発表された。契約期間は2014年2月1日から3年間と発表されている。
会見冒頭で「チャレンジ精神を持って、このクラブがうまくいくように全力で頑張ります」と意気込みを語った阪倉新監督。「最初にお話をいただいたときは、正直うれしかった」と率直な感想を述べつつも、「クラブの現状もよく理解しているつもりだし、このクラブが目指すべき方向などを含めて、おこがましい言い方かもしれないが、『私がやるべきだろう』とも少し思っている」とクラブに長く携わってきた者としての自負も見せた。
目指すサッカースタイルについては「まずは来季のウチのメンバーがどうなるかをしっかり見極めないといけない」と明言を避けたが、「自分たちのチームがどう戦えばより勝つ確率が高まるかを考えながら進めていきたい」と、相手に合わせて柔軟に対応しながら戦っていくことを示唆している。
阪倉新監督は横浜FCのコーチや京都U-18の監督を経て、2008年より栃木(当時JFL)のヘッドコーチに就任。昨季は栃木ユースで監督を務め、今季よりヘッドコーチに復帰していた。今季途中の松本育夫監督(72)就任後は、練習指導を主導するなどチームマネジメントの大きな部分を担い、チームの快進撃を陰から支えた。
(栃木担当 片村光博)
2013/11/25 19:54