リーグ戦も残り2節。チームは優勝を目指して戦っているが、試合に絡めない選手たちも少なくない。その中の一人、小島秀仁は「苦しいシーズンだった。試合に出られないことが一番苦しかった」と吐露する。ただ、トレーニングを見ていればわかるが、小島はほかの選手と同じように気持ちを切らすことはなく、トレーニングではレギュラー組の強力な“相手”としてプレーしている。それができる要因は何なのか――。
「去年、一昨年と(田中)達也さん(新潟)やホリさん(堀之内聖・山形)、今年はツボさん(坪井慶介)もそうだけど、ベテランの選手たちは(試合に出られなくても)何も言わずにひたむきに頑張ることが当たり前のようにできている。それを見て、腐ったり弱音を吐くことは必要ないと気づいたし、それ以上のことをやらないといけないと思った」。そして「試合に出られないということは努力が足りないということ」とした小島。今季の残り2週間、そして来年でさらなる成長を目指す。
浦和の選手名鑑(クラブ公式サイト)
(浦和担当 菊地正典)
2013/11/26 17:18