第27節の神戸戦に続き、劇的な逆転勝利を果たした第28節・鳥栖戦。EG本紙では、“痛快クルピセレッソ・3試合連続の逆転勝ち”と題し、マッチレポートに加えてC大阪視点のコラムが2本掲載されています。興奮を呼び起こす一助として、お読みいただければ幸いです。
コラムでは、最後のキム・ジンヒョン選手のPKストップの場面にも焦点を当て、「柿谷が、『自分でファウルしたんやから、自分で止めたらいいやん!』と言ってくれて気が楽になった」(キム選手)といったやり取りがあったことも記していますが、もう1人、PKストップに貢献した選手がいます。ケンペス選手です。
「柿谷の前にケンペスからも、『判定は出たから、しっかり切り替えて止めろ!』という話をされて」と言うキム選手に、「ケンペスとは何語で話をしたの?」と聞くと、「『レフェリーじゃなく、キッカーに集中しろ』みたいな顔で、『シュウチュウ!』って言われて(笑)『絶対止めろよ』という顔をしていたので、めっちゃ怖かった(笑)」とのこと。
「シュウチュウ!」というケンペス選手の一言に込められた思いを、あたかも話をされたかのように受け取り、PKに挑んだキム・ジンヒョン選手。
映像を確認すると、確かに、主審に抗議しているキム選手に対してすさまじいけんまくで話し、主審から引き離してゴールマウスに付くよう促しているケンペス選手の姿を捉えられます。
大和魂でフォア・ザ・チームに徹することのできるケンペス選手。グッジョブです。
(C大阪担当 小田尚史)
2012/10/09 14:37