第18節の鹿島戦はFW陣の奮起を期待しながら見ていましたが、結果は無得点。小笠原満男選手のFK1発に泣く結果となりました。C大阪にも得点チャンスがなかった訳ではありません。ケンペス選手は6本のシュートを放ち、決定機も3度ほどありました。試合前の本紙PVに、現在の低迷は、“決定力不足だけではなく、戦術の浸透度不足にも要因はある”といった趣旨の原稿を書きましたが、この試合の結果を招いたのは、“決定力不足”でした。
現在、チームで最も“決定力”のある選手である柿谷曜一朗選手を2列目で使わざるを得ないチーム状況も苦しいですね。今節の敗戦は重くのしかかり、チームはいよいよ残留争いと本格的に向き合うことに。柏、札幌、G大阪と続く、ロンドン五輪の時期と重なる次節以降の3連戦は、今季のすう勢を決める試合になりそうです。
(C大阪担当 小田尚史)
2012/07/17 09:26