前節・FC東京戦の76分に、東慶悟のシュートをゴールライン上でブロックするビッグプレーを見せたのが山本英臣。しかしその場面について尋ねると、返ってきたのは「ああいうシーンができてはいけない」という反省の弁だ。
そこに至る状況について、山本は「簡単にスローインをやられて、簡単に中へ上げられた。DFラインがすごく下がっているから、ああいうプレーが出ちゃう」と説明する。自分のプレーについても「センターリングに届かなかったし、マークする相手もいない。ボールがこぼれた瞬間に、一番近い距離にいたのはGKになってしまった。逆サイドのカバーに入る“しか”自分ができることはなかった」のだという。
全員でボールが出る前にけん制する、DFラインを上げる、ウイングバックやボランチに声をかけて位置を修正する――。山本は消耗が激しい終盤にもできたことを列挙し、「そういうことを繊細、緻密にやれなかったことが反省点」と締めた。
甲府の選手名鑑(クラブ公式サイト)
(甲府担当 大島和人)
2013/10/31 20:45