FC東京は23日、ランコ・ポポヴィッチ監督と来季の契約を結ばないことを発表した。23日の練習前、ポポヴィッチ監督自ら選手たちへ説明があり、阿久根謙司社長、立石敬之強化部長も全員の前に立って話したという。
ポポヴィッチ監督は23日の練習後、取材に応じ、「まだシーズンが終わったわけではないので、そのことについてのコメントはするべきではない。私の仕事は、シーズンが終わるまで、2014年1月1日(天皇杯決勝戦)まで残っているわけですから。契約期間が終わるまで、仕事をやり続けるだけです。ここで始めた仕事を、いい形で終えたい。そのためにも、次の試合に向けてしっかりと集中したい。それが、クラブやサポーターに対してできる義務だと思います」とコメントした。
指揮官への恩を感じている太田宏介は「残念です」と話したが、「暗くなってもおかしい。いつもどおりやる」と続けた。その言葉どおり、彼は練習でも周囲を盛り上げていた。選手たちもこの事実を受け止めつつ、今節・甲府戦への準備を普段と変わらず進めていく。
FC東京の選手名鑑(クラブ公式サイト)
(FC東京担当 田中直希)
2013/10/23 16:47