FC町田ゼルビアは30日(日)14時から、町田市立陸上競技場で大分トリニータとJ2第36節を戦います。マッチプレビューは現在発売中の『EL GOLAZO』(エルゴラ)をご覧いただくとして、今回のブロゴラでは大分戦のもう一つの見どころをお伝えします。
現在、右ウイングバックでコンスタントに出場機会を得ている三鬼海選手。彼は2013年のU-20W杯(トルコ)出場を目指すU-19日本代表の候補合宿に9月上旬、初招集されましたが、大分のDF松原健選手、MF為田大貴選手も同合宿の招集メンバーでした。町田の幸野志有人選手も同代表の合宿に招集歴があるため、U-19代表候補選手が各チームに2名ずつ所属していることになります。
そんな“19歳対決”を前に三鬼選手は、「二人(松原選手と為田選手)のことを意識はするけど、チームの順位が順位なのでまずはチームの勝利が第一。チームが勝てば僕自身も何かしら貢献できていることになる」とフォア・ザ・チームを強調。チームの勝利の先に、U-19代表入りがあることを信じて、大分戦へと臨みます。
先日の代表候補合宿で実際にプレーを見た印象と、映像から通じて分かる二人の特長について、三鬼選手は次のように話しています。
「為田についてはディフェンシブな選手だと思っていたけど、合宿で一緒にプレーしたら、ポンポンと簡単にボールをさばいて攻撃のリズムも作るし、前線に飛び出すプレーも見せていた。対戦する相手としてはイヤな選手だと思う。松原は合宿の練習試合には出ていなかったけど、クロスボールを上げるのはうまいし、ミスもすごく少ない。いい選手だから負けないようにしたい」
特に松原選手はU-19代表で右SBのポジションを争う可能性が高いライバルです。松原選手は大分で主にストッパー、三鬼選手もチームではウイングバックを務めており、チームと代表ではともに違うポジションを務めているという共通項があります。チームの勝利を目指して戦い、どちらが10月下旬に開幕するAFC・U-19選手権の代表メンバー入りへと近付くアピールをできるのか。
右サイドでコンビを組むイ・ガンジン選手は「海の力を発揮できるよう、攻撃にパワーをかけられるようにサポートしていきたい」と援護射撃を誓っています。大分戦の意気込みを「『勝つ!』。そしてアシストしたい」と話した背番号18の奮闘から目が離せません。J2第36節・町田vs大分は“聖地・野津田”で14時キックオフ!
(町田担当 郡司聡)
2012/09/29 10:00