Jリーグの選手・監督がプレミアリーグを語る連載企画『俺のプレミア』を本紙エル・ゴラッソより転載。今週は、鳥栖・播戸竜二選手の後編をお送りする──
プロ24年目の今季は選手兼コーチとしてプレーするギグス
——香川選手はフィジカル面で苦戦しているようですが、プレミアはフィジカルが強くなければ厳しい?
「いや、上に行こうと思ったらマンチェスター・シティにしても、アグエロが下りてきてパスをつなぐなど、いろいろなことをやっている。フィジカルだけのチームはなかなか勝てない。得点パターンも多くないし、それだけで勝っていくのはキツイと思う。特にマンチェスター・ユナイテッドは去年、ファーガソン前監督が欧州CLでも勝ち進めるようなパスサッカー仕様でチームを作っていただけに、それがなくなるのは惜しいなと思う」
——モイーズ監督だとマンチェスターUは厳しい?
「良いのかもしれないけれどちょっとまだ経験的に…。ファーガソンの後のプレッシャーもあるやろうし、開幕前に『ルーニーはファンペルシーの控え』と発言したことで、チームに摩擦を作ってしまったような感じがある。選手の使い方にしてももう少しうまいことやったほうがいいのかなと。エルナンデスにしてもそうだし、アイツは出たら点取るからね。ファンペルシーを信頼して使うのもいいけれど、前みたいにけがしたら終わりやし。中位くらいのチームをずっと率いてきて堅いサッカーをしてきた監督で、欧州CLで戦った経験も少ないから仕方ないのかもしれない。本人が成長したら良くなっていくのかもしれないけれど、個人的には早くギグスに切り替えてほしいね」
(エル・ゴラッソ本紙10/18・19号より)
(BLOGOLA編集部)
2013/10/18 12:25