17日の紅白戦では、水野晃樹が主力組に入ってプレーした。彼にとって今節・柏戦は昨年までプレーした古巣。出場機会に恵まれず。悔しい思いを味わった2年半を送ったクラブでもある。
『水野に期待するものは何か?』、『リベンジにかける想いか?』。そう問われた城福浩監督はこう答えた。
「このチームは古巣だらけ。しかもほとんど全員が悔しさを味わっている選手なので、(それを重視したら)対戦相手ごとにメンバーが変わることになる」。
一部の新卒選手を除けば戦力外、降格といった“悔しさ”を味わった選手で構成されているのが甲府というクラブだ。しかしほかのクラブが使い切れなかった選手をうまく使っているからこそ、残留圏内に踏み止まっている現在の粘り強い戦いがある。
そして、もし水野が起用されるとしても、それは日々の練習からの積み重ねであって、相手が古巣だからという温情ではないということだ。
甲府の選手名鑑(クラブ公式サイト)
(甲府担当 大島和人)
2013/10/17 23:11