最下位と21位の“裏天王山”だ。今節・鳥取戦の位置付けを「あくまで9分の1試合ですか?」問われた辛島啓珠監督は「9分の5ぐらい。(重要度は)大きいですよ」とにらんだ。
美尾敦と服部年宏にとっては古巣戦だ。鳥取でキャプテンを務めた両者が、いまは岐阜の主将と副主将という立場にある。さらに辛島監督にとっても、「ガイナーレのみんなは同じコースだった」。前田浩二監督ら、S級ライセンスを取得した際の仲のいい同僚ばかりだという。否が応でも気持ちは入る。
しかしだからこそ、美尾は「緊張感の中の平常心が大事」と言い、指揮官は「いつもどおり」という言葉を繰り返した。20日は、決戦の舞台である試合会場の大垣市浅中公園総合グラウンド陸上競技場で紅白戦を行い試運転。“9分の5の決戦”を制するため、準備にベストを尽くし平常心を作り出す。
岐阜の選手名鑑(クラブ公式サイト)
(岐阜担当 村本裕太)
2013/09/20 17:43