26日、「集中!」という声がしきりに飛んでいた。セットプレーの守備練習に移ると、「集中してやろう!」と辛島啓珠監督。「もう1回集中しようというピリピリ感はあった」(美尾敦)。練習の空気が引き締まった。
23日の第35節・横浜FC戦、チームはCKから失点した。CK時の岐阜はマンツーマンディフェンスを敷いているが、1失点目は黒津勝をフリーに。自分のマークを見失えば自分の責任になる。
セットプレーはポジションのせめぎ合いだ。当然、相手はマークを振り切ろうとするため、味方とマークをスイッチしなければならないこともある。しかしマンツーマンである以上、「個人が頑張るしかない」(田中秀人)。美尾も言う。「だから“責任”だよ」
今節・栃木戦は、足に張りが残る服部年宏の欠場が濃厚。精神的支柱が不在の中、セットプレーのみならず、いつも以上に各々の“責任感”が問われそうだ。
岐阜の選手名鑑(クラブ公式サイト)
(岐阜担当 村本裕太)
2013/10/26 18:11