川口能活が13日、服部年宏の引退を惜しんだ。服部とは同じ静岡県出身であり、年齢は2つ上だが、プロ入り前から選抜チームでともにプレー。「選手としても人間としても尊敬できる方。ハットさんの背中をずっと見てきた」と語る。
96年のアトランタ五輪ではともに日本五輪代表に名を連ね、ブラジル五輪代表を撃破。相手に30本近いシュートを打たれながら最後までゴールを許さず、ともに『マイアミの奇跡』の立役者となった。「ハットさんの『大丈夫!』という声にすごく安心させられたことを今でも覚えている」と当時を振り返る。
服部には引退発表の前日に電話で報告を受けた。「多く語るタイプではなかったけど、『引退するから』と連絡をくれて…」と引退を惜しんだが、「豊富なキャリアをぜひ日本サッカー界に還元させてほしい」とエールを送った。
磐田の選手名鑑(クラブ公式サイト)
(磐田担当 南間健治)
2013/11/13 18:57