岡山、神戸と続いた敵地での2連戦は、17歳の高木大輔にとってホロ苦い結果となった。18日の第29節・岡山戦ではダブルボランチの一角として、プロ初先発。緑の若武者は次のように自身の出来を振り返った。
「ふがいなかった。本来のポジションとは違うボランチで出て、お客さんもたくさん入った中、いざピッチに立ってボールに触ると、雰囲気にのまれてしまった。近いところしか見えなかったので、プレーの判断が遅れた」。
岡山戦の高木は64分に途中交代。「90分やりたかったけど、そんなに甘くはなかった」とプロの厚き壁が彼の前に立ちはだかった。続く3日後の神戸戦はベンチスタート。87分から小池純輝に代わって途中出場し、ボールに触ることなく試合終了の笛を聞いた。
「プロの厳しさを味わうのは遅かったけど、もっと出場時間を長くしてチームのためにできることからやっていきたい」と高木。17歳でプロの世界に飛び込んだ男の挑戦は続く。
東京Vの選手名鑑(クラブ公式サイト)
(東京V担当 郡司聡)
2013/08/23 13:10