「個のところ、最後の局面での力の差があった。プレッシャーにも行けなかった」と冨士祐樹。千葉との前回対戦で、1-6と大敗した苦い記憶は、今も悔しさで一杯だ。今節対戦する千葉との通算対戦成績は1勝6敗。これまでの戦いでは明らかに結果が出ていないが、それだけにこの試合に懸ける思いは強い。
「千葉に勝って連勝を飾るのは、自分たちがやっているサッカーが良い方向に進んでいると自信が持てるようになる。前回やられた個人のところで負けないのは当然で、チームとしても、しっかり相手のコンビネーションにバランス良く対応したい。判断力一つひとつに神経を払って、目の前の勝利につなげていきたい」。
最近の練習では、ウォーミングアップ時には笑顔を見せる冨士も、ミニゲームや紅白戦では、まるでディフェンスリーダーのように声を張る姿が目に付く。夏バテを知らない男の、8月の熱い戦いは始まったばかりだ。
北九州の選手名鑑(クラブ公式サイト)
(北九州担当 坂本真)
2013/08/08 22:03