25日の練習でも、主戦場の左サイドから大きな指示を出していた冨士祐樹。そのことについて尋ねられると、「普段目立ってないからでしょ!?」と反応し、記者を笑わせていた。だがその一方で、「あの時間帯の失点は、『しょうがないでは済まされない』とみんな反省している」と語るなど、ドローに終わった前節・京都戦への悔しさをにじませてもいた。冨士は、「次につなげることが大事」と今節・松本戦に向けて気合を入れ直している。
また、ベテランの宮本亨も「厳しい勝負の世界で、同じミスを繰り返してしまっている。最後は、やっぱり強い気持ちのほうが勝つ。これから勝ち点を重ねて行くためにも、次の松本戦に勝つことは重要。しっかり戦いたい」と語ってくれた。いまだ勝ちがない松本戦で、チーム浮上のキッカケを求め、チームの士気は高い。
今節で、北九州市制50周年記念の“紫ユニ”も最後の着用になる。「紫は小学生以来で久々に着ましたけど、新鮮な気持ちで戦えた。ここまでこのユニフォームで勝ちがないので、最後は応援してくれている人たちと一緒に喜べるように勝ちたいですね」とはエース池元友樹。
紫色のユニフォーム最終戦で、勝利に導く記念のゴールをどん欲に狙う。
北九州の選手名鑑(クラブ公式サイト)
(北九州担当 坂本真)
2013/07/25 22:28