4日に行われた第27節・福岡戦で、東京Vは0-2からの大逆転という劇的な勝利を収めた。土壇場の94分、高原直泰のスルーパスに抜け出し、相手DFにシュートを当てながらもゴールにねじ込んだのが78分から途中出場していた中島翔哉だった。
劇的なゴールシーンを振り返って中島は「僕自身は入ってから良いプレーをしていなかったのに、タカさん(高原直泰)が最後あのボールを出してくれたことに感謝したい」とコメント。
さらに18歳の若武者は、待望の今季初ゴールにもどこかスッキリとしない表情を浮かべていた。「ゴールは決めたけど、ボールを持ったときに違いを生み出す選手になるという、一番重要な部分は今季一番納得のいかないパフォーマンスだった。メッシならばトラップミスしないところでトラップミスをしてしまった」と悔やんでいたが、「福岡戦はもう取り戻せないからまた次頑張ればいい」と、今は前を向いている。
(東京V担当 郡司聡)
2013/08/07 08:52