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　チームで唯一記録した昨季のリーグ戦フル出場に続いて、今季もここまですべてピッチに立ち続けている藤春廣輝。細身の体からは想像もつかないタフネスさを誇るレフティーは2試合連続で失点に絡んでいた悔しさを、神戸戦の3点目のクロスにつなげてみせた。

「完璧なクロスだった」とヘディングで叩き込んだ遠藤保仁も褒め称えたが、藤春自身も「ずっと悔しかったので、点に絡めて良かった」。暑い夏場にもその運動量とスピードは一向に落ちる気配はないが、藤春自身は「特に意識してケアはしていない」と話す。

　一方で「ハル（藤春）は食べ物とか気を使ってますよ」と見えない部分での努力を指摘するのは僚友の倉田秋だ。

　顔色一つ変えることなく、左サイドを上下動する背番号4は東京V戦でもカギを握る一人。「森（勇介）さんを僕の攻め上がりで押し込みたい」（藤春）と意気込んでいる。

G大阪の選手名鑑（クラブ公式サイト）