G大阪でいよいよ2年ぶりの公式戦復帰を間近に控えた宇佐美貴史。本人の心中に期する物があるのは当然だが、指揮官やチームメートは早くもその変化に期待を寄せている。
「實好(礼忠ヘッドコーチ)と話を聞くと昔に比べて運動量が増えた、と言う。向こうで経験したことをぶつけて欲しい」(長谷川健太監督)。宇佐美のデビュー当時からプレーをともにする遠藤保仁は「ドイツでいろいろなものを感じたと思う。特に変わった点は感じないが、元々意識が高い選手」と話す。
一方で宇佐美とは初めてのプレーになる今野泰幸は「違いが作れる選手」とその質を称賛。「もっと個人で行くイメージがあったが、周りを使うのもうまい」とチームメートとしての新発見を口にする。
「貴史が入ったからと言ってすべてが解決するとは思わない」と長谷川監督は過度の期待感を否定するが、リーグ最強の攻撃陣を新たな高みに導きうる存在であるのは間違いない。
G大阪の選手名鑑(クラブ公式サイト)
(G大阪担当 下薗昌記)
2013/07/18 07:30