ここ6試合、勝利のない栃木。内容的には及第点の試合でも要所を締め切ることができず、勝ち点を積み上げることができない試合が続いている。
百戦錬磨のベテランGK榎本達也は、現在の状況を「勝っていないことで、今までは気にしていなかったことでナーバスになったりもしている」と分析している。
この状況に対して「この際少し開き直ることも必要かもしれない」と語る榎本が提示した打開策は、極めてシンプルなモノだ。
「とにかく泥臭くてもいいから1点を取って守る。『無様な試合しているな』って思われるかもしれないけど、勝ちがチームの力になる。無失点とか、良い試合をしているとかではなく、泥臭くても、オウンゴールでも勝利を取ることで、チームの歯車を合わせていきたい」
今節の相手は熊本。前回対戦では大勝した相手だが、いまの栃木にとってそれは関係のないこと。泥臭く、無様でも。栃木が狙うのは“勝利”のみだ。
栃木の選手名鑑(クラブ公式サイト)
(栃木担当 片村光博)
2013/07/17 18:27