チーム得点王の荒田智之が右足を疲労骨折して戦線を離れた。岡山は新たな得点源の台頭が急速に求められている中、前節・水戸戦は三村真がプロ入り初先発を果たし、好アピールした。
小柄なレフティーFWの持ち味は、相手を一瞬で置き去りにするスピード。「緊張もありましたけど、楽しもうって気持ちでやりました。ナナメに走って相手の裏を取り、起点を作ろうとしていた。そういうプレーはある程度できたと思う」と本人も振り返るように、ピッチを躍動して果敢にシュートを放っていったが、ゴールネットを揺らすことはできず。チームも0-1で敗戦して悔しい結果となり、「チャンスがあっても、そこで決めないと出ている意味はない。練習するしかない」と悔しさを滲ませた。
プロ3年目でリーグ戦初先発を果たした苦労人。三村は水戸戦から手ごたえと同時に課題も持ち帰ってきたが「やっぱり先発は楽しい。疲れますけどね」と充実の笑顔を浮かべ、再びトレーニングに打ち込んだ。
(岡山担当 寺田弘幸)
2013/07/17 18:37