今節の清水戦が古巣への凱旋となる田坂和昭監督(写真右)。99年は選手として、06年から10年までは指導者として清水に在籍した。
時が流れチームの体制も変わったが、現在も清水では多くの教え子がプレーしている。「河井(陽介)は強化指定の時に教えたし、大学生だった瀬沼(優司)は何回も練習参加させた。石毛(秀樹)は中学時代からサテライトの試合に呼んでいたよ。(杉山)浩太も今ではキャプテンだが、アイツが苦労しているときは一緒にやっていた」と懐かしむ。
その一方で「でもこれは勝負事。自分は今は大分の人間で大分の監督なので、大分が勝つように、清水を倒すため全力を尽くしたい」と闘志を燃やした。
交通の便が悪い大分~清水間を、チームは新幹線で移動。「車内では映像をチェックする。連戦中に寝るヒマはないよ」と、試合直前まで最善を尽くす構えだ。
(大分担当 ひぐらしひなつ)
2013/07/12 18:07