今節を前に地元・仙台の取材陣はいつもよりかなり少ない状況だが、このアウェイ・大分戦は仙台にとって因縁深い試合である。仙台は2003年のJ1最終節、勝てばJ1に残留できるところを、敵地で1-1の引き分けに終わり、降格が決まった。渡邉晋コーチは、その試合で仙台の選手としてピッチに立っていた。また、そのときに大分のコーチをしていた手倉森誠監督は同年で大分との契約が終わり、翌2004年に仙台にコーチとして加入。2008年からは監督として仙台を率いている。
「仙台はあの試合で引き分けで降格。以後しばらくJ2で苦しんだ。その間に大分はJ1でタイトルを獲得したが、仙台が2009年に昇格したときに入れ替わりで降格しました。互いに苦しい歴史も経験して10年ぶりに対戦するということで、どちらもこれからどういうクラブにしていきたいのか、考える機会でもあると思います」と、手倉森監督は感慨深い様子だ。
仙台の選手名鑑(クラブ公式サイト)
(仙台担当 板垣晴朗)
2013/07/09 08:15